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フライドリバーアタック 〜初心者でも使えるチェスのオープニングその7〜

チェスのオープニングには山ほど種類がある。

その中でも初心者が知っておきたいオープニングが以下の10種類だ。

1.クイーンズギャンビット
2.シシリアンディフェンス
3.キングズギャンビット
4.ニムゾインディアンディフェンス
5.ルイロペス
6.フレンチディフェンス
7.フライドリバーアタック←今ここ!
8.カロカン
9.ロンドンシステム
10.スラブディフェンス

今回はこの中の7.フライドリバーアタックについて詳しく見ていこう。

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概要

フライドリバーアタックは白にとって非常に攻撃的なオープニングである。

前の記事で紹介したフレンチディフェンスのような堅実に試合を進めたい人にはあまり向いていない。

 

さっそく駒の動かし方を見ていこう。

 

駒の動かし方

今から表示する棋譜などはこのマスの表示を使用する。

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棋譜でわからないことがある方はこちらを参照されたい。

棋譜の読み方 - チェス入門

 

基本形

1.e4 e5 2.Nf3 fNc6 3.Bc4のイタリアンオープニングから黒がNf6とツーナイトディフェンスを敷いてきたときに使える攻め方がフライドリバーアタックだ。

ここで4.Ng5とナイトを跳ねさせ、黒の急所であるf7のポーンを狙う動きがフライドリバーアタックだ。

f7のマスが急所である理由は、キングによってしか守られていないからだ。

最初のポジションでポーンが誰に守られているか見てみよう。

a7:ルーク
b7:ビショップ
c7:クイーン
d7:ナイト・ビショップ・クイーン・キング
e7:クイーン・キング・ビショップ・ナイト
f7:キング
g7: ビショップ
h7:ルーク

これに対応してキングが動くとキャッスルができないばかりでなく、盤の前の方に出てきて攻撃にさらされやすくなるのだ。

ここで黒がQe7と誤った対応すると5.Bxf7+とチェックをかけられキャッスルの権利を剥奪され、

d6と他の誤った手を指すと

5.Bxf7+ Kd7 6.Bb3と同じくチェックをかけてキャッスルできなくさせたうえに白の駒得となるか、

5.Nxf7とクイーンかルークのどちらかを得ることになる。

 

そのため、正しい黒の対応はd5とポーンを進めビショップの通り道に入ることである。

この状況から、白は5.exd5 Nxd5とポーンの交換を行う。

 

先にビショップで5.Bxd5と取ってしまうとNxd5 6.exd5 Qxg5 7.dxc6 Qxg2 8.Rf1 Bg4と推移してしまい、黒が優勢になってしまうので注意が必要だ。

 

 

正しく5..exd5 Nxd5とポーンから交換すると、白には2つの選択ができる。

フライドリバーアタックの正統派で続けるか、ロリアタックというフライドリバーアタックの変形版を指すかだ。

 

フライドリバーアタック正統派

フライドリバーアタックはここからナイトを犠牲にしてf7のポーンをとり、キングを半強制的に盤の前の方におびき寄せる(6.Nx7 Kxf7)。

このようにキングが攻撃にしやすい位置に移動してくれた後にクイーンで攻撃を続ける(7.Qf3+)。

 
7. ...Kg8と黒が指した場合

おめでとう、白の勝利だ。

以下、8.Bxd5+ Qxd5 9.Qxd5+ Be6 10.Qxe6#でチェックメイトとなる。

 

7. ...Ke8と黒が指した場合

この場合も白が圧倒的に優位になる。

以下、8.Bxd5 Qe7 9.Bxc6+ bxc6 10.Qxc6+となると、白はルークが手に入り駒得状態だ。

 

7. ...Ke6と黒が指した場合

これが黒にとって最良手となるが、これに対してはNc3と反応してd5にいる黒のナイトにプレッシャーをかけよう。

 

ここで黒がNcb4とd5のナイトを守るような動きを見せれば、すかさずa3とポーンを動かせばよい。

読みの鋭い人はおいおい、Nxc2で王手ルーク取りになるぞ、と思われたかもしれない。黒がこの動きを見つけて指してきた場合は、10.Kd1 Nxa1と続く。たしかにルークを失ったが、フライドリバーアタックではこのa1にいるルークは何の役にも立たないので犠牲にして、d5のナイトを守っている駒をどかせたほうがリターンが大きいのだ。

これでd5のナイトが取れるので11.Nd5とナイトを跳ねさせ、11. ...Kd6と黒がキングを動かすと12.d4 exd4 13.Bf4+と攻撃を続ける。この状況では白がルークを失ったもののかなり優勢となっていることがわかるだろう。

もし黒がナイトでa1のルークを取らずにNd4とクイーンを攻撃した場合は、11.Bxd5+ Kd6 Qg3と攻撃する。この状況でもe5のポーンがピン止めされているため黒はこれを動かすことができなく、白優勢の盤となっている。

8.Nc3に対して黒がNce7とナイトを後退させた場合はキング側でキャッスルし、c6などに対しては10.Re1とキングがいる列にルークを合わせよう。

 

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ロリアタック

このロリアタックとは、5.exd5 Nxd5の直後に6.Nxf7とナイトを跳ねるのではなく、一旦d4とポーンを前進させて相手の出方を伺う攻撃だ。
フライドリバーアタックよりは攻撃性が落ちるものの、確実な駒損を避けることができる。

この動きに対して、黒は3つの対応がある。

 

 6. ...h6と黒がナイトを攻撃した場合

この場合は、フライドリバーアタックと似ているが、結局すでにd4にポーンがいるだけが異なる(以下、7.Nxf7 Kxf7 8.Qf3 Ke6)。

 

6. ...Nxd4と黒がナイトでポーンをとった場合

この場合はc3とポーンを突き出し、Nc6とナイトを後退させるとQxd5とナイトをとることができ、駒得となる。

 

6. ...Be7とビショップでナイトを攻撃してきた場合

これは白の最良手となり、これを指された場合は駒損になってしまう場合が多い。

7.Nxf7 Kxf7 8.Qf3 Ke6 10.Nc3 Nxd4 11.Bxd5 Kd6 12.Qd3と推移する。

 

 

まとめ

いかがだっただろうか。

フライドリバーアタックは白にとって有利な形で試合を進めることができる可能性の高い攻撃的なオープニングである。

初心者でも簡単にマスターできるので、ぜひ覚えることをおすすめする。