まだパンツはいてるの?

俺はプロのノーパンだ

アーラムカレッジで半期過ごしてみて

8月17日にEarlham Collegeに到着してからほぼ2ヶ月が経った。

授業も第7週まで進み、週末を含む5日の中休みに突入した。

 

学期スケジュールはこんな感じ。

Academic Calendar, Academics | Earlham College

 

俺の履修科目はこうだ。

月・水・金 8:00-8:50 Weight Training (ウェイトトレーニング) 0単位
月 10:00-10:50 Writing Tutorial (ライティング入門) 1単位
月・水・金 11:00-11:50、火 13:00-16:00 Earth & the Environment (地学) 4単位
月・木 13:00-14:20 Identity and Social Movements (アイデンティティーと社会運動) 4単位
火・木 8:30-9:50 Intro to Diplomacy (外交入門) 3単位
火・木 10:30-11:50 Conflict Resolution (紛争解決) 3単位
火・木 16:15-17:45 Orchestra (オーケストラ) 1単位
木 14:30-15:50 International Students Success (留学生向け) 1単位

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週に8授業、1350分で17単位。 

50分授業と80分授業が混在して日本の大学みたいに1授業あたりの時間が一定でないため、コマ数という概念は導入しない。

 

一方、早稲田での2018年春学期は週に7授業、9コマ810分で18単位だったため、だいぶコスパが悪い…

 

 

履修を組む前、週3日、朝8時から授業が始まる生活はさすがに想像していなかった。しかも、その授業がウェイトトレーニングとは。

その他の2日も8時半から授業がある。早稲田の1限が9時から始まることを考えると、気が滅入る思いだった。

 

しかし、学校が近いと通学も苦ではない。

近いどころか、学校内の寮に泊まっていると多少寝坊しても授業に間に合うのだ。

 

俺の朝のスケジュールはこうだ。

月・水・金
7:30 起床
7:50 出発
8:00 ウェイトトレーニングの授業開始
9:00 朝食

火・金
7:15起床
7:30 朝食
8:00 支度
8:20 出発
8:30 外交入門の授業開始

 

隔日で朝食を食べる時間が異なるが、そこまで胃に影響はない。

影響があるとしても、土日に2食しか提供されないことの方が大きな原因だ。

 

 

Weight TrainingとInternational Students Successは学期の前半のみの開講なので、来週からはこうなる。

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授業時間が1040分と前半から23%減、水・金の授業が50分のみ。 

だいぶ楽になったかのように見えるが、ここからが重い4科目の重要性が増してくる。

 

 

まず、Earth & the Environment。

だいたい、なんで早稲田で政治を専攻している俺が地学をとっているのか。しかも、週に330分と1番量が多い。

 

通っているEarlham Collegeで卒業するには、学部の定める卒業要件の他に、4つの体育科目を履修するとともに、以下の4つの分野からそれぞれ最低6単位ずつ取得する必要がある。

Visual & Performing Arts (芸術)
Humanities (人文)
Natural Sciences (自然科学)
Social Sciences (社会科学)

Divisions & Departments, Academics | Earlham College

 

理科の4分野の中で俺が高校まで1番得意だったのは地学だ。

昔から石にも天体にも興味があったので、苦手な自然科学の分野をさっさと終わらせるために最初の学期に4単位取っておこうという算段で履修した。

 

基本的に月・水で講義、火に実験やケーススタディー、金にグループワークのルーティーンで回っている。

 

 

Identity and Social Movementsは白人による差別や抑圧を見ていくという、アメリカの歴史なのにアメリカ人にとっても難しい内容だ。

学期全体で主にこの3冊の本を読んでいく。

Ian Hartman "In the Shadow of Boone and Crockett: Race, Culture, and the Politics of Representation in the Upland South"
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In the Shadow of Boone and Crockett: Race, Culture, and the Politics of Representation in the Upland South

Keeanga-Yamahtta Taylor "From #BlackLivesMatter to Black Liberation"
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From #BlackLivesMatter to Black Liberation【電子書籍】[ Keeanga-Yamahtta Taylor ]

Ian Haney-Lopez "Racism on Trial: The Chicano Fight for Justice"
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Racism on Trial: The Chicano Fight for Justice

  

授業前に読み、その内容について教授による講義兼ディスカッションが行われる。

白人優位の社会構造がいかに作られたか、どのようにそれに対抗したかが論点となっている。

 

 

Intro to Diplomacyはintroductionどころでなく、実際に外交シミュレーションを行う割とハイレベルな授業だ。

その前提知識として2冊の本を読み、11月のエリー湖付近で行われる模擬国連に備える。

Paul Kennedy "The Pariament of Man"
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The Parliament of Man: The Past, Present, and Future of the United Nations (Vintage)

G. R. Berridge "Diplomacy: Theory and Practice"
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1冊目は国連のシステムや制度に関しての入門書のようなもので、知っていた内容と初めて知ったことの両方が含まれていた。

一方で、2冊目は外交のテクニックに関するもので、非常に多くの新しい知見を得ることができた。

 

この2冊を7週間で読み終えたというのだから、かなりのハイペースで読んでいることがわかるだろう。

 

 

そして、なんと言ってもConflict Resolution。 

俺が所属するPeace & Global Studies学部の学部長が直々に教えてくれる。

 

以下の2冊の他に、教授が配布する資料を基にシミュレーションなども行う。

Roger Fisher & William Ury "Getting to Yes"
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Getting to Yes: Negotiating Agreement Without Giving In

Oliver Ramsbotham "Transforming Violent Conflict"
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Transforming Violent Conflict: Radical Disagreement, Dialogue and Survival (Routledge Studies in Peace and Conflict Resolution)

正直、外交入門と紛争解決は似たところもあると感じた。自分が当事者の時の振る舞い方や、第三者として調停する際の注意点などが酷似している。

 

これで学期が終わる頃には俺も争いに巻き込まれても戦略的に扱うことができるようになるだろう。

 

 

この学期の主要な4つの授業の概要を紹介したが、早稲田にいた頃との大きな違いは授業をよく聞くようになったことだ。

もちろん早稲田にいた頃も聞いてはいたのだが、真面目に真剣に集中力を研ぎ澄まして講義を聞かなくても大事なポイントは自然に頭に入ってくる。母国語だから当たり前だ。

しかし、英語で授業を受けるにあたって気を抜いたら最後、話の論点から掴めず大事なポイントどころではすまない。

この緊張感が1番の違いであり、学生として良い兆候なのかもしれない。